社員全員が家族だった創業当時
戦後間もない頃、先代社長の父はリアカーに工具を載せて依頼者の家まで車の修理に出かけることから、この仕事をスタートさせました。
当時の社員は、例外なく遠方の地方から出てきた中学を出たての少年・少女達でした。
だから父は、社員を家族同様にもてなし、本気で育てていました。
会社は「人」の集まりです。
会社の評価や仕事の質は、社員1人ひとりの人間性で決まる。
当社のこうした考えは、創業当時の父の社員に対する想いが、今も受け継がれ続けているいます。
父から受け継いだ約束
そんな父は、進路に迷っていた学生時代の私に、ある日、こう告げました。
「おまえが本気で働く気があるのなら、会社に入れてやるそして、絶対に幸せな人生にしてやる」
その一言で家業を継ぐことを決意。
以来、必死に働いて数々の不況を何とか乗り越え、お陰様で今に至っております。
すでに他界してしまいましたが、父は約束通り、私の人生を充実した幸せなものにしてくれました。
そして次は私の番だと思っています。
この車の車検・修理・販売という仕事を通じて社員の幸せ、お客様の幸せを実現する必要があるのです。
それが実現するまではがむしゃらに働き、また次の世代の幸せを繋いでくれる人の存在を育てたいと密かに考えています。
株式会社 吉岡自動車興業 代表取締役 社長